新潟チューリップ100年 庄内チューリップ80年

新潟チューリップ100年 庄内チューリップ80年

旧いこいの村庄内のチューリップ畑再開にあたり、鶴岡市から、市民協働参画のパートナーシップ事業で提供があったチューリップ約2万3千球は、今年100年目を迎えた、新潟球根組合より仕入れたものだった。

その中に、新潟県内でも有数の生産地の胎内市でチューリップ農家として頑張っている、モーイスの水澤勝栄さんのハウスや圃場を見学させていただいた。

http://www.moois.jp/

昨日お会いしたのは、水澤さんと小田さんのお二人で、元々は、今回チューリップ畑再開にあたり、東京のチューリップ収集家芳垣航輔さんより、新品種の球根20種近くを寄贈いただいた時にその名を紹介いただき、急遽の訪問だった。

http://www.moois.jp/profile/index.html

今はクリスマス商戦向け切り花の出荷に忙しい時期だったが、悪天候の中、水澤さんから車でご案内いただいた。

現在、球根栽培の日本一は富山県で、切り花なら新潟県が日本一の生産量を誇っている。チューリップはこの両県の県花でもある。どちらの県も水田裏作や砂丘地での栽培が盛んで、日本海側の降雪地帯は湿気が多く、夏はそれほど気温が上がらない気候がチューリップ栽培に適しているといわれる。何度も書いているが、庄内地方も、富山、新潟に次ぐチューリップ産地だったが、今はチューリップ農家がいない。

球根はオランダからの輸入が多く、また最近は切り花も輸入が増えてきたことから、チューリップ農家の経営環境も厳しいが、モーイスのように若手の生産農家が頑張っているのは嬉しいことだ。

昨日の見学の目的は、同じ砂丘地にあるということで、栽培にあたっての注意事項などを教えてもらうことにあったが、私のささやかな夢は、庄内でもチューリップ農家が復活してくれることにあるが、しかし、それには時間がかかることで、まずは、今のチューリップ畑再開を成功させることにある。

とりあえず来春はかつての規模の1/3の再開でしかないが、出来れば向こう3ヶ年くらいの計画でかつての規模まで拡げたいと夢見ている。そのためのサポーター倶楽部の立ち上げでもある。

昨日、胎内市のチューリップ祭り開催予定の広大な圃場を見せてもらい、また芳垣さんがコレクションして育てている畑も見せてもらい、考えたことがある。

今年の秋、首都圏では最大の千葉県佐倉市のチューリップ畑を見てもそう思ったのだが、庄内の場合、面積とか球数より、国内には千近く、海外を含めると二千近くにもなるチューリップのコレクションはどうかと。

富山県の砺波市のチューリップ園には700種のチューリップが咲くという。庄内でも、やはり時間をかけながら、世界のチューリップのコレクションに努めてはどうだろうか。

加茂水族館が世界のクラゲを集めているように、庄内では世界のチューリップを集めてみては?

これから立ち上げる、チューリップサポーター倶楽部の活動の中に、球根の植え付け、掘り起こし、養生のボランティアの他に、ぜひともチューリップ研究と、チューリップによる六次産業化を加えてみたい。

来週は、チューリップ収集家の芳垣さんとお会いし、チューリップ収集の魅力を聞き出したい。