かねてから、このページにも投稿してきました、いこいの村森林公園でのチューリップ栽培ですが、毎年大勢の家族連れらを集める人気スポットになっていますが、活動を続けている、私ども庄内チューリップ倶楽部も会員減少や高齢化により、規模縮小を考えています。
2024年開花は昨季より5000球ほど少ない約3万球の開花ですが、来年以降は公園を管理する市と相談しながら、チューリップだけでなく、一部にバラなど別の植物を植える案も検討していくことになりました。
県の宿泊施設だった「いこいの村庄内」が2016年に閉鎖し、手つかずになっていたチューリップ園を再生しようと、有志が集まり、球根を救う「球援隊」を組織し、活動を始め、市民ボランティアの協力を得ながら、20年春に4年ぶりにチューリップ畑を復活させました。
その後も毎年、咲き終わった5月に球根を掘り起こし、夏にかけて天日干しや皮むきなどの作業を継続。秋に植え付け、翌年春に花を咲かせてきました。
しかし、かつて30人ほどいた市内の60代を中心とした会員は年々減少し、現在は6人ほどになります。チューリップ栽培はほとんどが手作業で、特に球根の掘り起こしは力仕事になっています。
ボランティアも年々少なくなり、21、22年の春に向けては約4万5千球を植えたものの、23年春分は約3万5千球がやっとでした。そして、まもなく開花する24年春分は約3万球とさらに減少しました。
メンバーの間では、昨秋の段階で一時は栽培断念も話し合いました。それでも年々増える観覧者のために続けることにしました。ただ、継続に向けた不安は尽きず、今後のあり方について、今年の年明けから、鶴岡市に相談し、今の私たちの力からみても2万5千球ぐらいが身の丈にあった数ではないかと考えています。
鶴岡市の農山漁村振興課でも、いこいの村といえばチューリップのイメージがあることから、湯野浜観光協会や地元西郷地区自治会などで構成する「いこいの村公園環境保全サポートクラブ」など、他団体とも意見交換しながら、今後のゾーニングなどについて検討したいとしています。
皆さんからも、アイデアやご意見などをいただきながら、今秋までには新しいゾーニングなど、いこいの村公園のリノベーションを考えていきたいと思います。
まずは、今季の開花の終了後に、年間の作業日程などをお知らせします。引き続き、ご支援をお願いします。